第70回ネット句会結果発表
互選高点句
十三点句
校庭に「カエル冬眠中」の札 花うさぎ
九点句
冬眠の森へ降りたる星あかり 美加
冬眠の蟇へ鳴りたる護摩太鼓 小芥子
寄木独楽色をほどいて倒れけり 隆夫
八点句
凍滝を残し一山闇に入る 美保子
藤本美和子主宰選
特選
校庭に「カエル冬眠中」の札 花うさぎ
小学校の校庭だろう。平易にモノに即して詠み景が見える。
入選
冬眠の蟇へ鳴りたる護摩太鼓 小芥子
二礼二拍手一礼霜の華 隆行
夕べには雪になるらし風見鶏 京子
三寒の組子細工の灯かな 葉子
菅家瑞正選
特選
寒梅や一口ふふむ加賀棒茶 モネ
金沢、兼六園の景であろうか。観梅中の作者の挙措が見えて来る。
入選
凍滝を残し一山闇に入る 美保子
眩しさに声ぶつけあふ真鴨かな 小芥子
法の声届くところに竜の玉 志向
ことわりもなく庭の亀冬眠す 他家人
陽美保子選
特選
快晴の富士に向かへる寒見舞 モネ
冠雪の凛とした富士山が見える。実に気持ちの良い寒見舞い。
入選
筆箱のファスナーの音水涸れて 麻美
手の平にぽつと日の差す仏の座 菊恵
隣り合ふ墓に参りて枇杷の花 花うさぎ
包丁の刃こぼれ直す寒の明け sooshi
